風邪と供に去りぬ・発熱と発汗が出来ない人が急増

風邪と供に去りぬ

この時期だと、患者さんが汗をかいて来院されますが、腕や足はサラッサラで、胸・背中・頭のどこかだけしか汗をかいてない人が増えてますね。

都心部の気温はここ100年で3度ほど上がっていて、そのせいで熱中症が増えているといわれてます。

人の身体は環境に対して慣れるという機能がついているので、100年で3度というゆるやかな変化ぐらいは対応できるはずなんですけどね。

汗がうまくかけない人が増えているのも熱中症増加の原因ではないかなとも思います。

当たり前が当たり前でなくなった時代について。

発汗できない人

こもった熱が頭に上がって、のぼせたような感じになる人、目の奥が締まるように頭痛が起こる人、異様にむくむ人、首や肩がとても凝る人。

呼吸・汗・尿・便、これらの排泄器官がうまく機能しておらず、基本的な機能が低下しているために起こっている症状というような人が増えてます。

そういった人の足首をみると、アキレス腱が埋もれるぐらいにむくんでいて、さらに自分がむくんでいるという自覚もないという(;´ー`)ドシチャッタノー 手首もムチムチです。

人は想像以上の毒やウィルスにさらされていますが、うまく代謝・解毒・排毒・排泄しているんです。

ある科学者が、たった1.5kgの肝臓がやっている解毒や500種類以上の化学合成をしようと人工肝臓の設計をしたら、10階建てぐらいのビル1棟分の施設になってしまって実現不可能といわれてます。

代謝・解毒・排毒・排泄・これら基本機能をなめてはいけない。

むくみ?気にしてない。
昔から便秘が当たり前だし。
汗かくとべとつくから。
仕事中にトイレは行きにくいし。
シャワーのみで、お風呂に入らない。

人として基本的なことを我慢したり、押さえ込むようなことをしていると、症状として出てくるわけですね。

一説によると、3歳までにどれだけ汗をかいたか?で汗腺の数がきまります。
汗腺の数が多いことが必ずしも汗をかきやすいということにはならないようです。
その後が大事というわけですね。

暑くなって、汗を感じてから冷房をつけるではなく、ずっと冷房をつけているのも汗がうまくかけない原因かな?

せっかく暑いので、積極的に汗をかいてみましょう。

むくみの肩こり

肩こりって言葉は便利で、なんでもひとくくりにされてますよね。

凝って硬いイメージがありますが、発熱と発汗が出来ない人の肩を触るとフニャフニャ(ФωФ)
本人は凝っている、痛いといいます。
いわゆる凝りとは違う『コリ感』ってやつです。

このコリ感、血流やリンパ、体液の流れが滞っていると感じやすいみたいです。

川の流れが滞っているのをみているだけで、硬いと感じるような。

水なので触れば動きがでるから実際は柔らかいですけど。

これが厄介なんですよね。
本人は硬いから柔らかくすればいいと思って、マッサージやストレッチでほぐしちゃう。
すると微妙な筋肉の損傷が起こって、さらに流れは滞る。触ると浮腫のようなブヨブヨした筋肉が出来る。

特に日本のマッサージは指圧系が多いから、海外のマッサージのようにオイルを使って『流す』ではなく、押して硬いところを柔らかくするような手技なので、さらに滞る。

ブヨブヨした筋肉なので、立ったときにあちこちが補正で緊張してバランスを取る。

この手の人は肩だけやっても、1日ももたず『コリ感』がやってきます(^_^;)

肩こりは『身体のどこかが調子悪いよ?』という医学的検査より早い早期警報ともいえます。
その部分のみをほぐしたところでよくならないわけですな。

発熱できない人

発汗だけではなく、発熱できない人も増えてますね。

なぜ風邪を引いて、発熱することでウィルスを弱体化させることができるのでしょう?

ウィルスや細菌は鉄を栄養にしている場合が多く、体内に浸入すると鉄を取り込む強力なキレート分子を作って、すごい勢いで鉄を吸収するそうです。

このキレート分子は熱に弱く、発熱してキレート分子を破壊することが身体の防御手段なんです。

先日もリーキーガットでカンジダ菌も引っかかった患者さんが、6回の施療中で2回も発熱でキャンセル(ФωФ)
身体の自浄作用なので施療をドロップアウトしないように続けてみてくださいねと。
7回目ではすっかり顔色もよくなって、体調も過去最高によいみたいです。

この方は貧血の症状もあって、鉄剤も服用していました。

発熱できない人にとって、チョコの食べ過ぎ(鉄分)、鉄剤の服用は敵に塩を送るようなモノですよね。

もしかしたら、元々の貧血は発熱できない身体の中に巣くっているウィルスや細菌に鉄を奪われないために、貧血になる苦渋の選択をしていたのかもしれません。

発熱に対して悪いイメージを持っている人も多いので、とにかく薬で下げようとします。
熱だけ下げても、ウィルスや細菌は残ってしまって、ちがう症状として現れたり。

夏風邪が増えていますね〜 患者さんが風邪を引いたと言うと、 『ラッキーでしたね』『薬で風邪の症状を抑えるなんて、モッタイナイですね』...

発汗できる。
排便できる。
排尿できる。
呼吸できる。
排泄できる。
発熱できる。

当たり前を当たり前にできるようにもお手伝いしてます。

スポンサーリンク

フォローする