台風19号は治療院をお休みにして大正解。
15年やってきて、台風でお休みにしたのは初めて。交通機関も計画運休するようになってきたので、今後は積極的にお休みしようかなと思います。ご協力ありがとうございました。
タイトル通り、実家が50cmほど床上浸水しました。
元々水が溜まる地区で、36年ぶりとはいえ、これで4回目の水害です。
実家は片付けも終わっていた様子なので、せっかく長野にきたので、災害ボランティアに参加してみました。
登山の服装+長靴が大正解
全国社会福祉協議会が配布している「水害ボランティア作業マニュアル」を参考にして、準備を進めました。
登山用の上下に、カッパも上下、長靴は日本野鳥の会の長靴に登山用の中敷き。
食器洗い用のゴム手袋とラバー付き手袋を用意。
水・食糧・救急セットなどの荷物は、家の近くに置かせてもらえるので、モンベルの折りたたみザックに詰め込み。
貴重品はウエストポーチで管理。
雪かき用に家にあったアルミの角スコップを持っていきました。
長靴とスコップ以外は登山装備でOKでした。
災害時の特例でネットからボランティア保険に入れるので、加入も済ませました。
天災タイプAで1年有効500円でした。
当日の流れ
長野県社会福祉協議会のホームページで情報を確認しました。
新幹線で来る方は長野駅から送迎があり。
車で来る方は南長野運動公園の駐車場とのことで、わたしは南部に行きました。
〇北部⇒柳原総合市民センター
〇南部⇒南長野運動公園(南西)屋内ゲートボール場
受付時間:9時~10時半
名簿に住所氏名を書いて、受付を済ませると、カンタンな説明があって、北部か南部行きかを聞かれて、北部行きはバスに乗ってくださいとのこと。
決壊した北部地区にボランティアが入れたのは、20日時点で3日目のことでした。
観光バスでピストン輸送ですが、人の数で行列です。
北部は壮絶でした
被災地の写真をアップするのはどうかなとは思いましたが、これをみて、やる気のある方はボランティアに参加して欲しいなと思いも込めて。
バスに乗って、1チーム8人に分けられました。
簡単に挨拶をして、リーダーを決める。
リーダーは終了後に報告書を書くだけで、ケガやトラブルの責任を負うわけではないです。すべてが自己責任。
担当する地区を伝えられ、家々をまわって、ボランティアが必要かどうかを聞いてからお手伝いするパターンでした。
とあるお宅を担当することになって、5時間みっちりと泥かき・・・とにかく終わりのみえない作業でした。
負けてたまるかTシャツが印象的。
ここは国道117号18号、通称アップルラインと呼ばれていて、リンゴ畑と直売所が並ぶ通りです。
店舗はほとんどが平屋造りなので、土砂ですべて全滅でした。
この土砂が厄介。
リンゴ畑も30cmほどの土砂に埋もれています。
こちらも早く土砂を取り除かないと、来年のリンゴが大打撃でしょう。
実家は水に浸かりましたが、こちらは濁流が押し寄せて、損壊が激しかったです。
道路は重機で取り除いたみたいですが、畑は手つかずのまま。
高台公園が拠点となっていましたが、こういう公園があるということは、ハザードマップ通りに水害に対して整備していたんでしょうね。
地元松代の公園では
野球場がゴミだらけ。
ここにもボランティア派遣があって、軽トラで運ばれる災害ゴミを仕分けする作業など。
まとめ
帰り道は軽井沢で高速が通行止めだったので、ナビが諏訪経由で帰れと・・・間違えて姨捨SAまできてしまったので、高台から千曲川を。
いつもは川幅も小さいですが、堤防ギリギリまで満水になった様子がみえました。
反省点
・コンタクトして粉塵マスクを買えばよかった(普通のマスクでメガネが曇る)
・ゴム手袋は蒸れて使えない(テムレスかラバー付き手袋がよかった)
・休憩は基本指示はないので、適度に休憩をしないと筋肉痛になる(2日間、腰が激痛・・・)
高速道路の無料措置はありがたかったです。
通行の手順が不慣れでしたが、ようはETCカードを抜いて、入口は通行券、出口で専用書類を見せるだけでした(片道NG、帰りの書類はボランティア後に認印必要)。
まだまだ人手不足みたいなので、ぜひ機会がありましたら、ボランティアに参加してみては?