さすがにうちは『揉んでくれ』って人が来院まで至ることは激減しましたが、いろんな先生の話を聞くと、特に地方部ではまだまだ多いみたいですね。
逆に言うと、とりあえず揉んでいれば仕事として成り立つみたいな・・・感じもあるのかな? 最近はそれでは厳しい部分も出てきましたが、10年以上そんな時代が続きましたしね。
この業界は境界線がグレーなので、いわゆる無資格マッサージ行為は余程通報があったり、骨折などの事故があったりしないと、野放しにされているのが現状です。判定も保健所と警察の裁量なのかな? 大元は厚労省だと思いますが、ちらほら見解は出ていますが、取り締まるにしてもむずかしいところがありますよね。
押圧とかいいますが、どっからみても指圧(要国家資格)だったり・・・
ほぐしとかいいますが、どっからみてもマッサージ(要国家資格)だったり・・・
言葉だけ変えて、法の目をかいくぐっているのですね。
で、ほぐした後にバキバキっと矯正みたいなことをするだけで、当院では整体(カイロプラクティック)をしています・・・なんてのがスタンダードなのかな(笑)
まぁそんなところが多いから、どこに行ってもそんなコトされるので、患者さんはわからないですよね。
特に近年の東京は無資格マッサージ+矯正行為をやっている整体院が多いから、
『整体ってギューギューやって、バキバキでしょ?』
『あなたのところは、それをしてくれないの?』
みたいな、問い合わせはいまだにありますね(笑)
あん摩マッサージ指圧師
柔道整復師
鍼灸師(はり師・きゅう師)
整体師
カイロプラクター
オステオパス
どこまでの行為やナニをしていいのかなんて違いは、患者さんにはわからないですよね(笑)
別に揉み、ほぐしが劣っているとか言いたいわけではなくて・・・ちゃんとしていることをしていたとしても【よくなれば、なんでもいいんだよ〜】はちょっと違うと思います。なんのために法があるのかとなってしまうので・・・
まぁわたしは、まったくどう見てもマッサージとはまったく異なる、法を守った、王道の整体術・療術をやっている自信があるので、全然気にしませんが(笑)
違法なコトをしている他院に対して、直接アクションはしませんが(ここでこんなことを書くぐらい・笑)、患者さんもバカではないので、そのうちそんなところは淘汰され、昔のように王道の整体術・療術が見直される時代も来るのかなと思っています。
その日のためにも、毎日コツコツと地道に、来た人と向き合わないとですね。