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夕張モデル「支える医療」とは?

人間の死亡率は100%なのを前提に対応を進めていかねばならない。医者仲間が言うには、東京大学病院に行けば100%死なないで済むと思っている人が本当にいるという。死が前提と割り切れと断じると、「年寄りに早く死ねというのか」と糾弾されるが、そうではない。「お年寄りは若い人より早く死ぬ」と言っているのだ。夕張で始めた「支える医療」はそれを前提にしている。

しかも、たとえば90歳の人に50歳の医療を行ってはいけない。頭を切り替えないとバカみたいにおカネがかっていく。もう来るところまで来ているともいえるが。

前回アップした『病院がないほうが死亡率が下がった!?夕張市のケース』の中に出てくる村上先生のインタビューです。

『90歳の人に50歳の医療を行ってはいけない』ってのは真理ですよね。

たくさんのお金をかけて、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が下がっても、どんな状態でも息さえしていれば・・・みたいな状態をキープするのは、もう医療でもなんでもないです。

戦って治す医療から支える医療にシフト

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夕張の場合、財政難ということもありますが、医療が崩壊したことで、住民の予防的な意識も向上したわけですよね。

なんでもかんでも、まずは病院に行くというのは無駄が多いです。

終末ケアと救急救命。

現代医療は、この2つの方向性がいいんじゃないかなぁ。

今すぐに生命に関わらないような慢性疾患からは手を引くのがいいかと。

これから人口も減って、国の財源も減ります。

ひとりひとりが、いつまでも通い続けるような『おいしい患者さん』にならない決心が必要ですよね。

そうすることで、命が金儲けになる医療も少なくなってくるはずです。

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