友人がツイッターで【正座と日本人】という本のコトを書いていて、去年読んだのにブログで書くの忘れてました(笑)
この仕事をしていると『正座をすると膝が痛いのでなんとかしてほしい』と言われることがあるが、【今の】正座は無理な姿勢。まぁできるようにはするけど、あまりしないでね、という。
そもそも【今の】正座は、殿様が家来に襲わないように、家来の足を痺れさせたからという説があるそうです。庶民の間でも正しい座り方とされたのは、昭和からだそうで、微妙に当時の軍国主義的な政治の影響もあるようです。
【今の】正座は拷問でも使われるぐらいですからね(笑) それがいつの間にか礼儀正しいに変わっただけ。
昔は、あぐら・または立て膝が正座だったのだという。
仏像・肖像画などをみても、みんなそんな感じですよね。
おもしろいことに、吉田松陰の肖像画は8点残っているらしいですが、初期のモノ以外はみんな正座らしいです。国を憂える者は正座でなければ・・・ということでしょうか?
利休の時代にも安座(ゆるいあぐら)、片立て膝、正座とあったみたいですが、基本的に板の間で正座は地獄ですよね(笑)
茶の世界でも正座が定番になったのは、明治以降みたいですね。
今の世の中、あぐらや足を組むのはゆがむからダメ、という感じですからね。
みなさんもやってみれば、すぐにわかりますが、あぐらになって背骨がC字になることのどこが悪いのかわかりません。
正座をして、背筋を伸ばして、胸を張って、深呼吸。
あぐらをかいて、背中を丸くして、深呼吸。
どちらが吸いやすいでしょう?
呼吸は5分止めたら死にます。
吸いづらかったら?(笑)
あぐらがダメなら、仏様は肩がこっていたことになりますね(笑)