この論文が正しければ、長く語り継がれて、教科書もすべて変わる。。。
そんなビッグニュースが飛び込んできた。
脳内リンパ管が見つかったそうな。
なんのこと? って感じですが(笑) 今まで中枢神経系・脳内にはリンパ管がないとされていたんです。
脳の中にリンパ管は存在しないのに、中枢神経原発悪性リンパ腫が発症するのか?
脳内の老廃物はどこからでてるわけ?
そこんところが謎でした。
それがバージニア大学の研究で発見されたそうです。
このグループは、T細胞が中枢神経内を循環する経路を探索しているうちに硬膜静脈洞に接して、さらに濃縮して循環している脈管系の存在があることに気がついた。
リンパ球が濃縮していることから、ひょっとしたらリンパ管ではないかと思いつき、細胞マーカー、電顕、機能的循環アッセイなど様々な方法を駆使して、この管が血管やglymphaticsとは異なるシステムで、あらゆる面でリンパ管と言っていいことを確認した。
残念ながらこの研究でも、このリンパ管へT細胞が入ってくる入り口はよくわからない。
ただ、脳内の反応が深部の頸部リンパ節とつながっていることは明確に示している。
いずれにせよ、多発性硬化症など脳内での免疫反応をこの構造の存在を前提とする新しい目で見ることが必要になるだろう。 http://aasj.jp/news/watch/3542
医学の世界だけではなく、徒手療法の世界でも根幹が覆るような発見でしょうね。
絶対と思われている知識は非常に不安定で、いつひっくり返るかわからない。
ノーベル賞モノの研究になるか? 今後の研究に期待ですね。
追記 2015/6/9
大手サイトでも紹介されていました。
【大発見】これまで存在しないとされていた脳の管が発見された