2017年。東京都最高峰の雲取山は標高×西暦イヤーでした。
一般的な小袖乗越からのコースタイムは8時間/20kmの道のり・・・一泊二日が余裕があるんですが。
日光白根山の11kmでもバテバテだったので、1日に20km歩く体力が装備されていない(笑)
年内に登るために、どうにか最短ルートはないものかと、地図とにらめっこ。
目をつけたのが後山林道終点から三条の湯経由のピストン。
林道終点からのコースタイムは6時間10分/11.7km
そこまでに至る後山林道は歩くと往復5時間半、16km強の林道・・・
一般車両は通行止め。三条の湯に宿泊する人が複数人集まれば送迎してくれるそうな。
ということは車が通れるぐらいの林道・・・
よし、チャリで行こう(笑)
調べてみるとバイクはダメだけど、自転車はOKみたいな。
雲取山はマウンテンバイクを担いで山頂まで行って、一気に降る人もいるぐらいなので、林道はまったくOK。
一気に日帰り可能な距離になった。
かなり前は車もOKだったみたいだけど、今は通行止めみたいですね。
マウンテンバイクを買おうかと思ったけど、チャリ計画はギリギリに決まったので、普通にいつもの自転車で(笑) 真似しないでください。普通にパンクします(笑)
夜中に交番前でチャリを乗せていて、泥棒かと思われそうでヒヤヒヤ(笑)
雲取山について
☆駐車場・片倉橋手前の駐車スペース
朝5:00頃に駐車場に到着。
お祭りバス停から2kmぐらいダートな林道を走ります。往復4km短縮。
☆コース
登山: 片倉橋(5:59)⇒塩沢橋(6:28)⇒後山林道終点(青岩谷出合)(7:23)⇒三条の湯(8:23)⇒三条ダルミ(10:24)⇒雲取山避難小屋(11:14)⇒雲取山(11:16)
後山林道はゆるい登りで半分ぐらいは自転車を押したかな。マウンテンバイクなら楽々いけたかも。
下山: 雲取山(12:00)⇒雲取山避難小屋12:03)⇒三条ダルミ(12:34)⇒13:57三条の湯(13:57)⇒後山林道終点(青岩谷出合)(14:40)⇒塩沢橋(15:01)⇒片倉橋(15:15)
林道終点から片倉橋まで6.2kmを35分でした。圧倒的な速さ。
山行 8時間3分
合計距離: 25.37km
最高点の標高: 1996m
最低点の標高: 643m
累積標高(上り): 2026m
累積標高(下り): 2024m
雲取山登山
奥多摩を駆け抜けて、真っ暗な林道を2km。
6台ぐらい駐車されていましたが、三条の湯か雲取山荘の宿泊者かな。
真っ暗で怖かったけど、久しぶりに感動的な星空でした。
休憩入れて10時間を予定していたので、ヘッドライトで5時に出る予定でしたが・・・
道幅のある林道とはいえ真っ暗すぎて、ビビって夜明けを待ちました(笑)
6時出発・・・この日の日の出は6:18。だいぶ遅くなりましたよね。
数年前の写真だと簡易的なゲートでしたが、ガッチリとした門になっていて、バイクも乗り入れ禁止です。
林道沿いは紅葉が見頃でした。
片倉橋の次は黒滝橋。
川沿いの林道で、とても気持ちいいコースでした。
塩沢橋に到着。ここから点線コースのニジュウタキ尾根コースの分岐がある。
塩沢橋から雲取山は7.8km
塩沢橋から三条の湯経由は9.5km
最短はこちらのコースですが、道が不安定なので、時間がかかるかなと回避しました。
モルゲンロート。日は出てきたけど、谷になっている林道は薄暗いまま。
やっと差し込んできた。
数分前までは真っ暗だったので、ホッとする(笑)
工事用の車両。これで連れて行って欲しい(笑)
これが三条の湯の車か・・・
1時間半ほどで林道終点。ほとんど自転車を押してきたので、ほぼコースタイム。
ワイヤーでくくりつけて、登山開始。
登山道に入る。
紅葉の道を歩いて。
テント場がみえてきた。
ここが秘湯・三条の湯。
山沿いにトラバースしながら登るコースで、反対は谷で、道も狭く、落ち葉が滑って怖かったなぁと(笑)
振り返ると富士さん。
なんとか三条ダルミに到着。
ここは開けていて、しばらく休憩してました。
三条ダルミから雲取山まで残り600mがなにげにきつい(笑)
着いた瞬間に絶景でした。
鴨沢ルートが一望できる。
マイナールートを登ってきたので、すれ違う人はまばらでしたが、山頂は多くの登山客がいました。
記念の立て札。
次から次へと写真を取りに来るので、セルフタイマーは恥ずかしくてパス(笑)
街までスコーンとみえました。
チャリできた人たち(笑)
山岳サイクリングというジャンルなんですかね? 担いで登って、一気に降るという・・・
来た道を戻る。
こんな感じで落ち葉がすごくて、ツルツルの下山はヒヤヒヤでした。
三条の湯に到着。このまま宿泊してもいいかなと思いつつ・・・
今思えば、ここで宿泊して、翌日に飛龍山に登って帰ってくればよかったなと。
翌日も秋晴れの快晴だったんですよね。
生き急いだ山行でした(笑)
14時半ぐらいに林道終点。もう谷は夕方の気配。
お楽しみのチャリで下山。
50人ぐらいをごぼう抜きで、羨望と白い目でみられました(笑)
次にくるときもチャリできます(笑)
つるっつるに(笑)
この4ヶ月後にパンクしました(笑)
大麦代園地の売店で買い食いして帰宅しました。
■使用カメラ&レンズ
FUJIFILM X100F
感想
後山林道を自転車で行くのは快適でした。
登りは押し歩きが多かったけど、マウンテンバイクなら登れる坂道も多かったので、もう少し時間短縮できるかな。
三条の湯もお風呂があるから、たっぷりと汗をかいても、翌日も登山できたなぁと。
登山なしでテント場でゴロゴロするのもいいかも。
飛龍山は関東百名山なので、またこのコースを行きます。
余談ですが・・・
余談ですが、涸沢でも思ったけど、この長い林道に電動マウンテンバイクとか、電気バスとか整備したら、いいと思うんだけどなぁと。
最近、街中でも無人のレンタサイクルがありますが、そういうシステムを入れたらよさそうな。
片道3時間の後山林道を楽々パスできるなら、アルプスのロープウェー並みの2000円ぐらい払ってもいい。
後山林道から30分で着く三条の湯が素晴らしいロケーション。
雲取山と飛龍山の登山口になっていて、登山をしなくてもテントや小屋泊だけでもよいところ。
さらに余談ですが、奥多摩小屋の閉鎖
町営・奥多摩小屋は、平成31年3月31日で閉鎖が決まりました。
テント泊もトイレの利用も出来なくなります。
老朽化で建て直しの予算がないみたいな。
奥多摩湖側からの鴨沢ルートは代表的なコースで、昨年も4000人ぐらいが小屋やテント泊を利用したそうな。
寄付を集めるなり、クラウドファンディングをするなり、再建策は出てきそうだけど、奥多摩町の役場内での議論では、閉鎖確定なんでしょうね・・・
山頂近くには雲取山荘もありますけどね。。。もう少し登山客に力を入れてもいいのかなと思いました。