その2 生きるとは

生きるとは息すること。
生きるとは歩くこと。

ほんの少し前までは、歩けない・動けないということは、すなわち死を意味するものでした。
畑仕事ができない、漁に出られない、狩りに出られない、行商に行けない・・・つまり仕事ができない=生きていけない。

現代では歩けない=死ではなくなりましたが、人の基本的な身体の『自由』が大幅に制限されてしまうことは確かです。自分の足で歩けなかったら・・・と考えると、それだけでも自分は本当に恵まれていると感じます。

毎日来られる方々を見ていると、『自由』に歩いているように見えますが、様々な症状という名の足かせをつけているように見えます。車椅子の人に比べたら、一見すると幸せなぐらいに自由ではありますが、そうは見えない。ともすれば、車椅子の人の方が『自由』に見えます。

果たしてその身体は自由なのか?

日々の仕事の中で、長期的に身体を安定させるには? と考えたときにやはり足に着目するわけです。それは多くの方が言われていることでもありますが。

シューフィッターの方に靴を選んでもらう。足形を取って、靴を作る。そんな方法も一つの手です。

しかし、家に帰ったら靴を脱ぐ生活スタイル。崩れた足を補正する靴を四六時中履いているわけではない。また補正するだけで矯正ではない。

足を戻す。
足を作る。
足腰を強くする。

さて、どうするか?

つづく


善光寺の仁王像の彫刻。
高村光雲及び米原雲海作。

なんとも力強い足だ。

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